何かの問題が生じた場合、まずは以下の項目を再確認してみてください:
1. QuNeoをコンピューターに接続した状態で、Audio MIDI SetupのMIDI画面でQuNeoのアイコンが(グレー表示ではなく)アクティブ表示になっていることを確認してください。
あるいは、QuNeoエディタを起動して、左下の枠内に「QuNeo1」と表示が出ていることを確認してください。そうでない場合は、以下を試してみてください:
* QuNeoのUSBケーブルをいったん抜いて、再び挿してみる。
* QuNeoのUSBケーブルを抜いて、コンピューターを再起動してから、QuNeoをふたたび接続してみる。
* 別のUSBケーブルを試してみる。
2. ファームウェアのバージョンが適切かどうか確認してください。
QuNeoエディタを起動すると、接続した機器のファームウェアにソフトウェアとの互換性があるかどうかをチェックします。ファームウェアに互換性がない場合は、アップデートを要求するダイアログが出ます。OKボタンをクリックして、ファームウェアをアップデートしてください。
3. QuNeoのエディタがプリセットを含むフォルダと同じディレクトリにあるかどうか確認してくだ
さい。QuNeoソフトウェアのディレクトリは、そのバージョンに適した環境を維持するためにも、ダウ
ンロードした後はそのままの状態にしておくのがベストです。
別のディレクトリから操作する必要がある場合は、エイリアスやショートカットを作成して使いやすい場所に置くようにしてください。
DAWまたはホスト・アプリケーションのトラブル
DAWその他のホスト・アプリケーション(AbletonLive、Traktor、Logic、DigitalPerformer、Mobius、
GarageBandなど)が、QuNeoから送信されたMIDIデータを受信しない場合、以下の項目を再確認し
てください:
1. QuNeoがコンピューターに正常に接続されているかどうか確認してください。QuNeoエディタを
起動して、左下の枠内に「QuNeo1」と表示が出ているかどうか確認します。この表示がない場合は、
以下を試してみてください:
1. QuNeoのUSBケーブルをいったん抜いて、再び挿す。
2. QuNeoのUSBケーブルを抜いて、コンピューターを再起動してから、QuNeoをふたたび接続する。
3. 別のUSBケーブルを試す。
4. 電源供給能力の低いUSBハブを使用していないかどうか確認する――こうしたハブは、接続した機器を駆動する電力が供給できないことがあります。QuNeoをコンピューターの別のUSBポートに接続し直すか、あるいは専用の電源を使用するUSBハブを使用して、状況が改善するかどうか確認してみてください。
2. QuNeoのプリセットが正しく選択されているかどうか確認してください。プリセットを選択するモードに入るには、モード・ボタンを素早く押します。ボタンが青で点滅してプリセット・モードに入ったら、選択中のプリセットに対応するパッドが赤く光ります。別のパッドを押すと、プリセットが切り替わります。新たに選択したパッドが少しの間緑に点滅すると、QuNeoはプリセット・モードを出て、選択したプリセットが有効になります。
下図は、各パッドに割り振られたプリセット・ナンバーを示しています。
3 .Ableton Liveをご使用で、LiveのMIDI Sync PreferenceのControl Scriptを再設定する必要がある場合は、以下の操作を試してみてください:
1. AbletonのPreferenceを開きます。
2. MIDI Syncタブをクリックします。
3. Control SurfaceでいったんQuNeo以外のものを選び、ふたたび元に戻します。
4. InputおよびOutputでもいったんQuNeo以外のものを選び、ふたたび元に戻します。
5. これで動作が正常になるか確認します。
6. 正常にならない場合は、Ableton Liveを再起動します。
4. QuNeoがCoMAモードになっていないことを確認します。左上のモード・ボタンが青く点灯している場合は、CoMAモードに入っています。ボタンを押してCoMAモードから出ると、青いLEDは消えます。
5. Ableton LiveやTraktor、Reason、BatteryもしくはMixxx用のテンプレート用をご使用の場合は、全てのファイルがQuNeoソフトウェア・インストーラーで正しくインストールされたかどうか確認してください。ご使用のアプリケーションのSoftware Templatesフォルダに入っているクイックスタート・ガイドを参考に、セットアップの説明に従ってファイルの保存先を確認してください。
6. ほとんどのDAWには、MIDI関連のPreferenceや、MIDI入出力に使用する機器を選択する画面が用意されています。DAWをコントロールするためのMIDI入力にQuNeoが選択されているかどうか確認してください。DAWでLED情報も送信している場合は、MIDI出力にもQuNeoが選択されていることを確認してください。これらの設定方法についての詳細は、ソフトウェアの取扱説明書やメーカーのサポートで確認してください。
ファームウェア・アップデートに伴うトラブル
QuNeoのファームウェアが最新版かどうか疑わしい場合は、以下の操作をして確認してみてください:
1. QuNeoエディタを起動します。
2. Menuから「AboutQuNeo」を選択します。
3. ファームウェアのバージョンは(1.2.30)、ブートローダーのバージョンは(1.3)になっているはずです。QuNeoの実際のファームウェアとブートローダーのバージョンは一致している必要があります。
4. 本体のバージョンとエディタのバージョンが一致しない場合は、QuNeoエディタのFileメニューからUpdateFirmwareを選択し、アップデートを促すダイアログが表示されたら、OKボタンをクリックしてファームウェア―をアップデートします。
ファームウェアのアップデート中にアップデートのプログレス・バーがフリーズした場合は、アップデート作業をやり直す必要がありそうです。その場合は、以下の手順を試してみてください:
1 .QuNeoのケーブルを抜きます(抜いてしまっても大丈夫です)。
2. 赤いxボタンをクリック(Windows)するか、エディタを再起動(Mac)して、プログレス・バーを閉じます。
3. QuNeoをふたたび接続します。
4. QuNeoエディタがふたたびファームウェアのアップデートを促してきたら、OKボタンをクリックしてアップデートを再開します。
5. 今度は正常にアップデートされるはずです――本体のモード・ボタンが青く点灯し、ファームウェアのアップデートが始まると、ボタン青く点滅します。
6. アップデートが終われば準備完了です。
現在のQuNeoのドキュメントには、ファームウェア関連のトラブルシューティングについて、非常に詳細な説明が載っています。QuNeoのディレクトリにあるDocumentationフォルダの中にある、
「QuNeo_Firmware_Troubleshooting.pdf」というファイルを参照してください。
接続に関するトラブル
QuNeoをUSB経由でコンピューターと接続しても、コンピューターがQuNeoをデバイスとして認識しない(そして、「トラブルシューティング」の冒頭にある確認事項を全て試した)場合:
MIDI Expanderモードがオンになっているかもしれません。
QuNeoが誤ってこのモードに切り替わってしまう場合がいくつか考えられます。MIDI Expander認識モードがオンになっていて、コンピューターを起動する前にQuNeoが接続されていたり、USBハブをコンピューターに接続する前にQuNeoをUSBハブに接続していたりした場合などに、この現象が起きることがあります。
この問題を解決するには、モード・ボタンと本体右下隅の下(ダウン)ボタンを同時におしてみてください。LEDが左から右に流れるように点灯して、MIDI Expander認識モードがオフになったことを示します。詳細は「MIDIExpander」の章を参照してください。
◆QuNeo 取扱説明書(日本語版)※PDFファイル
音名とノート・ナンバーの対照表
Keith McMillen Instrumentsでは、C3=60 を音名とノート・ナンバーの基準にしています。下の図は、
音名とノート・ナンバーの対照表です。