A. はい。MacOSXなら、複数のオーディオ・インターフェースの入出力を連携させて、ひとつの集合体として扱うことで、比較的簡単にオーディオ・デバイスを組み合わせることができます。
そのためには2種類の手順を踏む必要があります:
K-Mixを接続する
まず、K-Mixをコンピューターに接続して電源をオンにするための手順です。
1. マイクロUSBケーブルで、1台目のK-MixのオーディオUSBポートをコンピューターのUSBポートと接続します。この時、K-Mixが正常に動作するように、K-Mixに同梱のケーブルを使用してください。残念ながら、全てのUSBケーブルが同品質とは限りません。
2. 1台目のK-Mixの電源ボタンを押して、本体をオンにします。
3. 2台目のK-Mixを手順1と2に従って接続します(2台以上のK-Mixを使用する場合も同様です)。
注意:コンピューターで使用できるUSBポートの数よりも多くのK-Mixを使用する場合は、必ず外部電源を使用するUSBハブを使用してください。外部電源を使用しないUSBハブは、十分な電力をK-Mixに供給できません。
オーディオ・デバイスの集合体を作成する
次に、1台の集合体としての機器を作成します。
1. Utilitiesフォルダ(Applications/Utilities)の中にあるオーディオMIDIセットアップ・アプリケーションを起動します。Finderウィンドウを開き、画面上部のGoメニューからUtilitiesを選択すると、手早くUtilitiesフォルダを開けます。
2. オーディオMIDIセットアップを開いたら、Audio Devicesウィンドウの左下にあるAdd(+)ボタンをクリックして、“Create Aggregate Device”を選択します。
3. ウィンドウの左側のリストに、集合体のデバイスが新たに追加されます。初期状態では、選択したそのままの“Aggregate Device”という名前が付きます。名前をダブル・クリックすれば、名前が変更できます。
4. 集合体のデバイスが、ウィンドウの左側で選択されていることを確認します。選択されていなければ、クリックします。
5. それぞれのK-Mixの“Use”というチェックボックスにチェックを入れて、K-Mixを集合体のデバイスに追加します。チェックを入れた順番で入出力の順番が決まります。最初にチェックを入れたK-Mixは入力1~8と出力1~10、次にチェックを入れたK-Mixは入力9~16と出力11~20・・・といった具合です。
6. マスター・クロックに指定されていない全てのK-Mixの“Drift Correction”というチェックボックスにチェックを入れます。集合体のデバイスの同期を維持して、それぞれのK-Mix同士の同期が外れるのを防ぐためです。ウィンドウの左側のリストでは、マスター・クロックに指定されたデバイスの横に時計マークが表示されます。Drift Correctionをオンにしたデバイスの横には、サイン波のマークが表示されます。
7. 以上で設定は完了です!これであなたの集合体デバイスは、好みのオーディオ・ソフトウェアで使用可能になりました。