新品のUSBケーブルを試してみる
故障かなと思った時にはまず(これはしばしば見逃されていることですが)、別のUSBケーブル、できれば、問題なく使えることがわかっているケーブルを試してみてください。ケーブルに支障があると、あらゆる不具合(不安定な接続、メッセージの欠落)が起きたり、機器が全く反応しなくなったり(電源さえ入らなくなったり)します。
接続するUSBポートを変えてみる
複数のUSBポートが付いているコンピューターなら、別のUSBポートにつなぎ替えるだけで問題が解決するかもしれません。ごく稀なケースですが、USB機器との相性が悪いポートが存在します。
バスパワー式のUSBハブは使用しない
バスパワー式のUSBハブは、BopPadに十分な電力を供給できずに、接続の不具合の原因になることがあります。
バスパワー式のUSBハブは通常、コンピューターのUSBポートから電源を取り、その電力を全てのポートに振り分けています。そのため、BopPadを直接コンピューターに接続した時に比べて、供給電力が減少します。どうしてもUSBハブが必要であれば、外部電源を使用するUSBハブを常用すると良いでしょう。
USBハブを外してみる
USBハブを経由して接続した状態で不具合が発生した場合は、BopPadをコンピューターのUSBポートに直接接続してみてください。また、この逆の場合もあり得ます――USBハブを経由しない状態で不具合が発生した場合は、間にUSBハブを追加してみてください(ハブをお持ちの場合)。
ご使用のOSに固有のバグにも注意する
BopPadが問題を起こす可能性があるいっぽうで、OSそのものが不具合の原因になる場合もあります。
MacOSのCoreMIDIのバグや、Windowsのクラス・コンプライアント機器の制限についても注意してください。
リキャリブレーションおよびオール・ノーツ・オフのMIDIメッセージを送信してみる
任意のMIDIチャンネルからResetallcontrols(CC121)のメッセージをBopPadに送信すると、短時間にキャリブレーションの再設定が行われます。また、任意のMIDIチャンネルからAllsoundsoff(CC120)のメッセージを送信すると、全ての打面から全てのノートに対してノート・オフのメッセージが送信されます。
接続するコンピューターを替えてみる
BopPadをコンピューターにつないでも全く認識されない(しかも、上記のあらゆる方法を試しても問題が解決しない)場合は、別のコンピューターに接続してみてください。別のコンピューターで正常に動作したら、ふたたび元のコンピューターに接続してみてください。これによって、接続の不具合が解消される場合もあります。
USBケーブルに関する注意点
USBケーブルは、製品に同梱のものを使用することをお勧めします。残念なことに、全てのUSBケーブルが同じように製造されているとは限りません。
BopPadの電源が入らない、あるいは、コンピューターとの接続が確立しないといったトラブルが発生した場合は、BopPadに同梱のUSBケーブルを使用しているかどうか確認してください。
同梱のものとは別のUSBケーブルを使って問題が発生するわけがないと思われるかもしれませんが、実際には機器の動作に大きな影響があります。これはBopPadに限らず、どんなUSB機器についても言えることです。
機器が正常に動作していないように見えることは珍しくありませんが、USBケーブルを交換しただけで問題が解決する場合も少なからずあります。